暦のあれこれ

普段目にするけどイマイチよく解らない「暦(こよみ)」について、身近な例を元に分かりやすく紹介します。

 暦には、選日などで見る様々な吉凶判断がありますが、現在の暦でそれの主役といえるのは六曜ではないでしょうか。普通のカレンダーや手帳にも記載されているものがあり、一般的に広く認知されて使われているものです。

 六曜は先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六つが順番に繰り返されるもので、おめでたい事は大安の日に、また友引の日はお葬式を避けるなど、今でも多くの人が気に掛けておられると

 古代中国では、天一神という神様が信じられていました。この神様は方角を司る神様で、普段は地上にいるのですが一定期間、天の宮殿である紫微宮(しびきゅう)に昇って住むとされ、その期間が天一天上といわれています。ちなみに、紫微宮とは星の王である北極星(妙見様)を中心とした天の神々が住む宮殿です。

 方角を司る天一神が、癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの十六日間

 十干十二支を組み合わせた六十干支の中で、甲申(きのえさる)から癸巳(みずのとみ)までの十日間を十方暮(じっぽうくれ)といいます。

 この十日間は、五行(木火土金水)が例えば、水は火を消し、金は木を断つといった様に、一方の気が他方の気をやっつけてしまうという相克(そうこく)の関係が続く期間になっています。

 この期間は天地の気が同じく相克してしまい、和合せず暗雲立ち込め、

 十干十二支を組み合わせた六十日の中で、五行(木火土金水)が同じ気の比和(ひわ)という関係になる日があり、その中の八つの日が壬子(みずのえね)から癸亥(みずのとい)の十二日間に集中しています。この比和の集中する十二日間を暦では「八専」といいます。

 この八専は十干と十二支が同じ気である為、気が偏り易いとされ吉はますます吉に、凶はより凶になると考えられていました。しかし、その後

 暦の暦注には十干十二支をもとに吉凶を占う「選日」というものがあります。

 「三隣亡」や「一粒万倍日」といったものですが、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。これは、陰陽五行に当てはめられた十干と十二支の組み合わせにより、吉凶を判断するものです。主なものでは「八専」「天一天上」「十方暮」「不成就日」等があります。

 この「選日」の仕組みは、十干十二支の配