暦のあれこれ

普段目にするけどイマイチよく解らない「暦(こよみ)」について、身近な例を元に分かりやすく紹介します。

 前回まで五行説について書いてきましたが、暦の中で一番よく目にする五行といえばやはり、十干と十二支でしょう。

 十干も十二支も五行に基づいていますが、起源は古代中国の殷の時代、紀元前十五世紀頃に成立したもので陰陽五行説より古いものです。

 十干とは甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の事で五行との関係は甲乙が木、丙丁が火、戊己が土、庚辛が金、壬癸が水となります。

 以前、風水が流行し、テレビや書籍等でよくとりあげられていました。この方角にはこの色の物を置けば良い、といった様なものですが、これにも五行が深く係わっています。

 その頃、黄色い財布は金運を生むと言われ、よく雑誌等の広告で売られていました。「これであなたも億万長者」といった、いかにも怪しげな宣伝文句を見かけた方も多いことでしょう。

 しかし、なぜ黄色の財布は

 五行説では、様々な事象や事柄を木火土金水の五行に当てはめます。

 季節で言えば、春は木、夏は火、秋は金、冬は水、そして土用と言われる各季節の終わりにある十八日間を、土に当てはめます。また、季節には五行と共に色も配当されています。春(木)は青、夏(火)は赤、秋(金)は白、冬(水)は黒そして土用(土)には黄色が配当されます。

 これに当てはめると、人の一生の中で若くエネルギ

 五行説は、世界は五つの要素、木火土金水の生み出す関係と剋する(やっつける)関係とで出来ているという説です。

 木は燃えて火を生み、火は灰となり土を、土の中からは金属が、金属が冷えると水を生じ、そして水は木を育むという互いを生み出す関係と、

 暦には「暦注」というものが示されています。暦注とはその日が吉か凶か、何をすれば良いか、何をしてはいけないのかを表したものです。今でも大安、仏滅等を見る機会は多いと思いますが、旧暦では暦注のない日はないほどで、生活の基本となっていました。

 こんな暦注の多くは古代中国で生まれた思想である「陰陽五行説」を元に発展してきたものです。

 この説は、この世は全て陰と