古代中国では、天一神という神様が信じられていました。この神様は方角を司る神様で、普段は地上にいるのですが一定期間、天の宮殿である紫微宮(しびきゅう)に昇って住むとされ、その期間が天一天上といわれています。ちなみに、紫微宮とは星の王である北極星(妙見様)を中心とした天の神々が住む宮殿です。

 方角を司る天一神が、癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの十六日間天の宮殿に居る為、この期間は地上での方角の禁忌がなくなり、どの方向へ出かけても障りがないとされた吉日です。

 しかしそのかわり、日遊神という神が地上に降りて、人家に入り悪さをするので、出かける時も家を掃除して、清潔にしていなければならないとされていました。