十干十二支を組み合わせた六十干支の中で、甲申(きのえさる)から癸巳(みずのとみ)までの十日間を十方暮(じっぽうくれ)といいます。

 この十日間は、五行(木火土金水)が例えば、水は火を消し、金は木を断つといった様に、一方の気が他方の気をやっつけてしまうという相克(そうこく)の関係が続く期間になっています。

 この期間は天地の気が同じく相克してしまい、和合せず暗雲立ち込め、万事控えるべき厄日とされました。特に相談事、交渉事は慎むべきとされ、江戸時代には重要視されていた凶日でした。

 十方暮の語源は、全てが閉ざされた意味からとされていますが、何事も成就せず「途方に暮れる」事から、語呂合わせも兼ねて十方暮れと呼ばれた感もあるようです。