暦では十干、十二支により吉凶の判断をする事がよく行なわれてきました。その吉凶判断の中に「讖緯説(しんいせつ)」というものがあります。

 讖緯説とは、古代中国の陰陽五行に基づいた、天変地異や吉凶を判断する一種の予言説です。それによれば十干十二支の組み合わせの中で、辛酉(かのととり)は大事件や革命が起こる年とされています。五行では辛は金属、酉も金属となり、武器と武器の衝突を連想されるためです。

 この讖緯説を強く意識していたと思われるのが、古代日本の有名人、聖徳太子です。

 聖徳太子が、奈良斑鳩に宮殿を建設したのが推古九年(六〇一)で、この年は辛酉の年に当たります。
この事は、古代から現代に至るまで大きな影響を与える事になってしまったのです。