寒(かん=小寒から立春の前日まで)の 間にお滝に入り水に浴すれば、病気にならないなどと言われ、古くからお滝で修行する人は少なくない。武道の寒稽古も、勇壮な趣がある。

 本宗の水の行には大きく二つの功徳があるとされる。一には心身を清浄にする。二には不惜身命の心を養い、仏の教えを守る心の力を強くするという。

 お滝に入るにはまず水行衣を着した後、仏祖・諸尊に対し一心に読経唱題する。次に唱題の中で水を頭・顔・四肢・躰の順にかけて十分に冷やす。これ を怠ると躰を痛めて逆効果になってしまうのでご注意。しかる後唱題しながら滝に打たれる。この時決して頭に水を受けるのではなく、肩に受ける。また長時間 にわたって滝に打たれることは、本意ではないとされる。要はお題目を戴く気持ちで水を頂戴することが肝要である。