多くのお寺では入口付近に手を洗うため の水が用意されている。

 古来より宗派を問わず、水は霊力を宿しており心身を浄めると考えられてきた。お寺の浄水で手や口をすすぐことは、日常生活で知らず知らずのうちに 積もっていった心と体の垢を洗い流し仏様や諸天善神にお祈りをするための準備を行うことにほかならない。

 また、清浄な身と心になったところで、お願いしたい内容を心の中にできるだけはっきりと思い描き、仏様に対してしっかりとお祈りが出来るようにし ておきたい。

 大切なのは、お祈りをする仏様や諸天善神に対して畏敬の念を持つことである。

 形だけ手や口を洗うのではなく、お願いを聞いて頂く仏様に失礼の無いように、心身を浄めて自分自身の気持ちをしっかり固めることが重要である。