法話(毎月更新)

真如寺の僧侶が毎月交代で法話を書いております。何気ない日常にある法華経の教えを感じて頂ければ幸いです。

 日蓮聖人は承久4年(1222)千葉県安房小湊に誕生されました。

 のち清澄山で出家され、当時の最高学府であった比叡山に学び仏教各宗の教えを究めて、法華経こそが仏の真実無二の教えであるとの確信を持たれました。以後その法華経の教えを説き広め、仏の慈悲の手に包まれた理想の社会実現のために、生涯を尽くされたのです。

 法華経の詩人、宮澤賢治はその精神を自身の生き方として生きた人でした。

 日が長くなりました。暖かくなり、田や池にカエルの合唱隊が集まって日々練習している声が聞こえてきます。これはカエルが恋の歌を歌っているのですね。

 カエルの歌が聞こえてくるよ、ガッガッガッガ、

 私は会話をしていてよく相手と同時に言葉を発する時があります。俗に「かぶり合う」とでもいうのでしょうか。

 先日、ある会話術の本を読んでいるとこの件について書かれていました。

 「それは癖で相手の話を聞いているふりをしていて実は最後まで聞いていない証拠。話の途中から次に自分は何を言おうかと考えているせっかちな人に多い」

 先日、中学生だったころのエピソードが、ふとした瞬間に心のなかに浮かび上がってきた。その内容は特別な思い出と呼べるような出来事ではない。それは中学三年生のある日、一人の先生が好意で私にかけてくれた言葉に対して、照れ隠しで先生の困惑するような言葉を返してしまったというものである。

 私は思わず恥ずかしい気持ちでいっぱいになり、「先生、ごめんな。あの時は照れ隠しであんな事を言ってしまっ

 たしか、ここに置いてあったはずだが、見当たらない。どこへやったのか。

 日に一度はそんな探し物のために時間をとられる。

 時間をかけて探すことができる場合はまだいい。先日のこと、出掛ける間際に運転免許証がないことに気付いた。顔色を失うばかりの大騒ぎとなった。

 家中総出でいつもあるはずのカバンの中を探し、ここぞと思うところをひっくり返す。出発時間は迫るが出てくるのはため息とグ