山のたより

能勢家文書

「信友」の「山のお便り」欄の記事を掲載しております。

 舞い散る桜を見るとふと、西行法師の歌を思い出します。「願はくは花の下にて春死なん…」

 最近では「死」を特集した番組や雑誌をよく見かけるようになりました。近年、お墓やお葬式の選択肢が増えてきたこともあるのでしょう。お墓を作らず海や山に散骨したり、桜など木の下に埋骨する樹木葬も。お葬式も個性的で奇抜なものや安さを謳った直葬など様々です。

 自分で選ぶことがで

 科学と仏教、相反するように思えるが、意外に相性が良いと感じる事はよくある。先日読んだ本でも、情けは人のためならずという諺を行動科学の視点で説明していた。

 ご存じの方もいるだろうが諺の意味は、人に情けをかければ回りまわって結局自分に返ってくるということ。

 仏教がオススメする「菩薩行」という修行も同じで、人に何かを与えることで自分も含めたみんなが幸せになれ

 テレビで仏式の結婚式が映っていたとき、慶事でお焼香をする事が珍しいようで、出演者がしきりに感心していた。お焼香でイメージするのは、お葬式や法事が多いが、実際はおめでたい席でもお焼香をする。

 お経に「焼香」の文字があるように、古くからお焼香は行われていた。良い香りを仏さまにお供えすることでその功徳を頂き、同時に自分の心身を清浄にすると言われている。

 現在

 「シンシンと雪が降ってきた」と米国の友人に言ったら、米国の雪は音もなく降るのに日本の雪は音を出してにぎやかに降るのかと冗談半分に返された。

 日本では雪の音だけでなく静けさの音もあり「シーンと静まりかえる」などと言う。

 雪の降る音など聞こえるはずないし、ましてや静寂に音などあるはずが無い。音なき音を聞き、それを言葉にした最初の人は、大変な観察力とセンスを

 パソコンに詳しかった学生時代、友人から質問を受けた。専門用語を並べて立て板に水の如く答えたが、結局私が何を言っているのかさっぱり理解してもらえず、大変困った。

 あたりまえのことだが、言葉が通じるのはお互いが単語の意味を知っているからであり一方的な専門用語では何も伝わらない

 お釈迦様や日蓮聖人は、必ず質問の内容や相手の理解度にあわせて、分かるように話をさ