山のたより

能勢家文書

「信友」の「山のお便り」欄の記事を掲載しております。

 食事の時「いただきます」を言っているだろうか?お金を払っていれば言わなくてもいいと考える人は少数だと思うが、毎回意味を考えながら言っている人もあまり多くないのではないだろうか。

 これを丁寧な表現にしてみると「お命頂戴致します」となる。まるで時代劇に出てきそうな台詞だが、意味はお分かりだろう。

 私たちは毎日動物や植物などの様々な命を頂いて生きている。

 梅雨に入ると雨の日が続き、洗濯物も乾きにくいし、外の掃除や草抜きもできず、何となく気分までも落ち込んでしまいそうだ。

 だが、逆に考えれば屋内でゆっくりと腰を据えて仕事ができる、またとないチャンスでもある。休日なども部屋で本や映画を見たりと、雨の日の方がはかどることもある。

 手前味噌だが、そんな雨の日は写経もおすすめだ。雨音が周りの喧騒を消してくれるし他の誘惑も少ない

 ようやく能勢の地も暖かくなり、外に出るのが楽しい季節になってきた。この時期は山の草木も生き生きしており、大地の活力を感じる。

 ところで、山にはえた草木だが、実はこれが山の地表を支え土砂崩れを防ぐ大きな力となっている。だが山に木が密集していると地面に日が当たらず、草もはえず、山はやせてしまう。その為、木を間伐する必要がある。

 私たちの心も、ともすれば日々凝り固まって地

 この時期になると、ご信者様以外からの電話が急増します。桜の花は咲いているかという問い合わせです。

 能勢は京都や大阪市内に比べると三度から五度近く気温が低く、それだけ開花が遅れます。しかしながら電話の応答が難しいのは、山のことでもあり日によって寒暖の差があることで、容易に開花日を読むことができません。聞くより先ず目で確かめて戴くのが一番でしょう。

 圧巻は妙見の森ケーブ

 先月、百日の行を終えてやっとお寺に帰ってきた。修行三昧でぼんやりした頭で周りを見渡すとまさに浦島太郎の気分だ。

 世界の政治や流行りの音楽、果ては隣の家まで建て変わっていたり、文字通り周りの景色がすっかり変わっていて衝撃をうけた。

 よく考えれば予想できたのだが、思った以上の変化に戸惑いを隠せなかった。

 仏教では世界を諸行無常ととらえ全ては一定ではな