山のたより

能勢家文書

「信友」の「山のお便り」欄の記事を掲載しております。

 この時期になると、ご信者様以外からの電話が急増します。桜の花は咲いているかという問い合わせです。

 能勢は京都や大阪市内に比べると三度から五度近く気温が低く、それだけ開花が遅れます。しかしながら電話の応答が難しいのは、山のことでもあり日によって寒暖の差があることで、容易に開花日を読むことができません。聞くより先ず目で確かめて戴くのが一番でしょう。

 圧巻は妙見の森ケーブ

 先月、百日の行を終えてやっとお寺に帰ってきた。修行三昧でぼんやりした頭で周りを見渡すとまさに浦島太郎の気分だ。

 世界の政治や流行りの音楽、果ては隣の家まで建て変わっていたり、文字通り周りの景色がすっかり変わっていて衝撃をうけた。

 よく考えれば予想できたのだが、思った以上の変化に戸惑いを隠せなかった。

 仏教では世界を諸行無常ととらえ全ては一定ではな

 立春。春の始まりということですが、この頃は季節感がなくなってしまいました。

気象環境の変化もあるのでしょうが、野菜も果物も年中採れるので、旬というものが分からなくなってしまったためでもあります。


 でも動物も植物も生きているものは、すべて環境に活かされているのですから、

 年末に荒行堂へご信者様有志と共に参拝に行きました。

副住職に面会した後、大勢の荒行僧による加持祈祷を受けました。

その時思いましたが、行堂の百日間は外にいる時は年末年始の慌ただしい時期でもあり

あっという間に終わりますが、行僧だった時の私には長い日々の連続でした。

辛く厳しいからではなく、心を研ぎ澄ませ集中させていたからだと思い当たりました。

 習慣は第二の天性なり、という諺がある。
習慣というものは、生まれつき持っている天性と同じように深く身についているものだ。

 筆者の祖父は、湯飲みにお茶を入れるときなど、逆さに返して中にゴミなどが入っていないか確かめてからお茶を入れるのが習い性だった。
ある時、水が入っているのに気付かずコップを逆さにし、テーブルが水浸しになり大騒ぎになった。