山のたより
「信友」の「山のお便り」欄の記事を掲載しております。
あけましておめでとうございます。昨年は世界中がまさに激動の一年であったように思います。
天災、人災、金融不安に革命など、今まで変わらないと思っていた事が次々と変わり、普遍的だと思っていた事がもう少し長いスパンで見てみると実はそうではなかったのだと改めて気付いた一年だったのではないでしょうか。
私達は短いスパンで物事を判断しがちですが、永遠の命を持つ仏様からはどう見えるのでしょう
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幼稚園の展覧会を見てきた。先生が物語を読み聞かせて、そこから感じたことを絵にしたのだという。
子供達は具体的なものや場面を指示されることなく絵を書く。完成した時、改めてみんな感じ方が違う事に気付くという。正解があるのではなく様々な感じ方があると認める事が大切だ。
仏様の慈悲も物語と似ている。みんなに平等に降り注いでいるが人により感じ方は様々である。私たちはつい優劣をつけたくなっ
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子供の幼稚園でバザーがあるという。何か出せるものがないかと押し入れを探すと、普段使っていないものが思いのほか出て来た。
しかし、いざ手放すとなるとなんだか惜しい気もするし、持って帰った人が大切に使ってくれるのか、などとあまり関係ないことまで気になってくる。
だが小欲知足という言葉が浮かんだ時、そんな気持ちは消えた。使う予定のないものに囲まれていても良い事はない。それより欲しい人
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NHKの番組で、今年は節電の影響で都市部のヒートアイランド現象も緩和され涼しい夏になったと言う。
自分が暑いとついついエアコンを入れてしまうが、皆で切れば暑さが緩和されるというのは驚きだ。
自分の事ばかり考えて行動すると、結局自分も含めた皆にとって一番いい結果にならないとは皮肉だ。では皆にとっていい行動とはどんな行動だろう。
仏教には菩薩行という言葉がある。人の
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車で走っていたら突然渋滞にはまり、全く動かなくなりました。窓の外を見ると自転車のみならず歩行者にまで抜かれる始末。情けない気持ちと先の見えない不安に暗い気持ちになりました。
暫くして、ラジオから軽い事故があったと流れると、原因が分かった事で不謹慎ながら少しほっとしました。先がある程度見えれば気にならない事も、分からないと必要以上に不安になるものです。
人生の先も分
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