山紅葉が彩りを増す季節。朝晩の冷気は身を引き締めるが、昼間の陽気は眠気を誘う。

 私たちは読経の時、木鉦(もくしょう)を使うが、木魚を使うこともある。

 木鉦はカンカンと響くが、木魚はポクポクと実にのどかな音で眠りを誘う。
木魚は文字通り魚を丸くしたような形をしている。魚のようにいつも目を開けてつむらないようにとの戒めからできた形だという。

 日蓮宗では十一月一日から壱百日間の荒行堂が開設される。
 不眠不休の修行の日々が続く。魚の如くしっかり目を開けて、読経三昧励んで欲しい。  U.J