蒸し暑い季節。こんな時、昔は扇子であおいだものだが、最近はどこでもクーラーがあるので扇子を持ち歩くことも少なくなった。

 しかし、扇子を持たなくなったわけではなく僧侶の正装をするときには扇子を持っている。これは涼をとるのではなく儀式用で神仏に対する敬意を表す。

 また、扇子はきちんとした和服の時の必需品でもある。お辞儀をするとき、相手を敬って自分の前に扇子を置くなど和装時の所作には扇子が活躍する。

 和装の機会が減り、実際に扇子は持たずとも、相手を敬う心は持っておきたい。 U.K