能勢家の家紋「矢筈紋」 五月に入り、八十八夜を過ぎる頃になると、春が遅い能勢の桜もいよいよ散り、水をたたえた水田が景色を一変させる。そんな中で行われるのが妙見山の大祭だ。

 ご存じの方もおられると思うが、妙見様の縁日は毎月十五日で、大祭も例にもれず五月十五日に行われる。

 妙見山は普段からお経を多くあげる事で知られており、毎日朝勤と夕勤以外に、四回の常経がある。毎月の縁日にはそれに加えて月例要法が行われるが、大祭の日は特別に日蓮宗の荒行堂で修行を積んだ修法師による加持祈祷が行われる。

 お経をあげる事を法味を厳上するというが、ご守護神にお経をあげれば、私達がご飯を食べた時のように力がでる。年に一度の大祭の日、みなさんも一緒に妙見様に法味を厳上しよう。そのご威光によって、また私達も助けて頂けるのである。