法華経茶話

法華経ってなんだろう。仏教のなかでも日蓮宗でよく聞く法華経とは。成立の過程や簡単な内容にふれながら法華経にまつわるいろいろなお話しです。

 この「化城喩」は衆生の功利的な信仰を、永遠の真理を求める大きな信心へと導こう、というお釈迦様の願いを示すものです。仏道(砂漠)は長く険しいけれど、真理(宝)はすぐ近くにある、と。この真理とは、仏法を指します。

 この比喩でお釈迦様はフィクションの「大通智勝如来」という仏を紹介されました。この仏はこの世に初めて出現された

如来である、と。お釈迦様はこの一言で、

続いて化城喩についてみていきます。化城喩は「化城喩品第七」に説かれる比喩です。多くの人々が、智慧もある隊長に連れられて、遠い国へ珍しい宝を求めて旅に出ました。

しかし幾日も幾日も困難な道が続くので、やがて隊員達は疲れ果て、隊長に「もう帰国しよう」と迫ります。しかし隊長は隊員達を巧みに宥めて神通力で立派な「幻の城」を出現させました。

その城を見て、隊員達は喜んで城内に

この三草二木の喩えでは、お釈迦様がご自身の説法を、大小さまざまな草木に降り注ぐ雨に喩えて語られております。草木は我々衆生を指しておりますが、その草木へ均等に雨が降り注いだとしても、草木の全てが同じ高さに成長するわけではありません。

お釈迦様の教えは「一味の法」と言われ、海水の辛さが同じ一つの味であるように、常に平等に説かれ、少しの差別もありません。

しかし、教

続いて三草二木の喩えについてみていきます。三草二木の喩えは『薬草喩品第五』に説かれる教えです。

この世界には小さな薬草、中くらいの薬草、大きな薬草大きな木、小さな木のように様々な草や木があります。そこに雲から等しく雨が降り注ぎます。その雨は小さな花にも大きな木にも、平等に降り注ぎます…

この喩えは、先の三車火宅の喩えを受けた高弟達が、自分達の理解をお釈迦様に告白するという形をとっています。つまり高弟達が語り手になっているのです。

この喩え話では長者をお釈迦様、財産を仏の無限の智慧、息子を我々凡夫に喩えています。高弟達は仏の教えを聞いてその内容を理解していましたが、それは自分とは無縁のものだと考え、自分を卑下していました(智慧の管理人)。

しかし長者