法華経茶話

法華経ってなんだろう。仏教のなかでも日蓮宗でよく聞く法華経とは。成立の過程や簡単な内容にふれながら法華経にまつわるいろいろなお話しです。

 宝とは「仏性」、親友は「お釈迦様」貧乏人は私達「凡夫」です。このお話では、全ての人に仏性が備わっているということに「気づく」ことの大切さを教えています。

 「仏性」は気づかないと輝かないのです。ほどんどの人が、自分に仏性があることなど関心がないでしょう。仏性に気づき、法華経の心をもってその宝を磨くことは、何よりの幸せにつながっていくということです。

 ただ間違えて

 続いて衣裏繋珠喩をみていきます。

 ある人が大変裕福な親友の家に遊びに行きました。その人はいつしか酔いつぶれ、眠ってしまいました。そのうち友達は出かけなくていけない時間になりましたが、その人と今度はいつ会えるかわからないので、友達は酔って眠っているその人の着物の

裏に、とても高価な宝珠をそっと縫い込んで出ていきました。やがてその人は眠りから覚め、あちこちの国を仕事を求めて

 この「化城喩」は衆生の功利的な信仰を、永遠の真理を求める大きな信心へと導こう、というお釈迦様の願いを示すものです。仏道(砂漠)は長く険しいけれど、真理(宝)はすぐ近くにある、と。この真理とは、仏法を指します。

 この比喩でお釈迦様はフィクションの「大通智勝如来」という仏を紹介されました。この仏はこの世に初めて出現された

如来である、と。お釈迦様はこの一言で、

続いて化城喩についてみていきます。化城喩は「化城喩品第七」に説かれる比喩です。多くの人々が、智慧もある隊長に連れられて、遠い国へ珍しい宝を求めて旅に出ました。

しかし幾日も幾日も困難な道が続くので、やがて隊員達は疲れ果て、隊長に「もう帰国しよう」と迫ります。しかし隊長は隊員達を巧みに宥めて神通力で立派な「幻の城」を出現させました。

その城を見て、隊員達は喜んで城内に

この三草二木の喩えでは、お釈迦様がご自身の説法を、大小さまざまな草木に降り注ぐ雨に喩えて語られております。草木は我々衆生を指しておりますが、その草木へ均等に雨が降り注いだとしても、草木の全てが同じ高さに成長するわけではありません。

お釈迦様の教えは「一味の法」と言われ、海水の辛さが同じ一つの味であるように、常に平等に説かれ、少しの差別もありません。

しかし、教