法話(毎月更新)

真如寺の僧侶が毎月交代で法話を書いております。何気ない日常にある法華経の教えを感じて頂ければ幸いです。

自転車乗りにはいい季節がやって来た。

といえども、私の場合は流行りのロードバイク乗りではない。専らママチャリに、法衣姿の僧形である。

数年前から、運動不足解消のため近所の檀家さんのお参りは、自転車を使うようにしている。しかし最近この自転車僧形で出かける機会が徐々に減りつつある。

一つは檀家さんの高齢化で、毎月の月命日参り「月参り」が減ったためだ。

「これからお寺

本紙を手に取って下さったあなた。お財布の中の5円玉を取り出して、その穴を通して向こうをのぞいて見て下さい。

今、どんな情景があなたには見えていますか?

穴の直径はたった5ミリです。ですが見えている範囲は数百倍、いや数万倍の広い景色が見えているはずです。

その見方をちょっと変えれば、その穴に広い世界が凝縮されているとも考えられないでしょうか。

この道

昨年、小学5年生の男児が路上にて迷子の7歳女児を保護し、警察から感謝状が贈られたというニュースを見た。自分もこの男児のように行動したいものだと感心したところで、

「通りかかる大人は何もしなかったので自分が何とかしないといけないと思った」との男児の言葉が紹介された。

この言葉を聞いて、私はいいようもない危機感を感じずにはいられなかった。それは、このニュースの出来事が今

「ひとこと多い!」

大学生時代、私は、お寺にお世話になりながら大学に通っていた。そのお寺の住職からよく言われたことが冒頭の文句であった。

「日蓮聖人のお言葉に、孔子という賢人は九思一言といって、九度思って一度申す、とある。思いつきで言葉を発してはならない、よくよく考えて物を言うように。九思一言を肝に銘じて行動すること。解りましたか…。」

九思一言とは、日蓮大聖人が

また新しい一年が始まりました。昨年は、お経を沢山読むことを目標にしました。法華経は八巻二十八品であり、六万九千余りの文字数です。

日蓮宗はかつて他の宗派から読経宗といわれる程に、お経を読む事を重んじました。

普段はつい読み慣れた部分ばかりをスラスラと読んでしまいますが、八巻すべてを読みますと言い回し、発音の難しいポイントがあったり、経典の圧倒的な長さと多さに嫌気がさすことも正直あ